エスペラント語の格(目的格:~を)・・・エスペラント語の「てにおは」を学ぶ

格について


エスペラント語の格を説明する前に、
格とは何かということを説明します。
突然ですが、次の日本語の文を考えてください。

「彼女ケーキ食べる」

この文では、「彼女」が主語、「ケーキ」が目的語ですよね。

「ケーキ彼女食べる」

に変えても意味は変わらないですよね。
これは日本語でいわれる格助詞という"てにをは"等の言葉が付くことで
意味が決定されるからです。

しかし、エスペラント語には「てにをは」に該当するシステムがありません、
その代わりに名詞の語尾を変えることで主語なのか目的語なのかを
示すことにしています
このような、文での意味の区分を語学の世界では「格」といいます。
この目的語を表す格を「対格」といいます。
実は今まで学んでいた項目にも格は存在していました。
「~は」「~が」に相当する格です。
この「~は」「~が」に相当する格を主格といいます。

主格:「~は」「~が」
対格:「~を」(直接的な目的)

さて、前置きがとっても長くなってしまいました。
エスペラント語で目的語であることを表す語尾の変化は
次のようになります。


エスペラント語の対格

対格(~を)は主格に-nをつけて表します。
私は甘いものが好きなのでケーキを例にしましょう。


kuko[クーコ]ケーキ 
-n ➡kukon[クーコン]ケーキを

やっと目的語が表せるようになりました。
それではこれをさらに発展させて、文を作りましょう。
それでは"私はケーキを食べる"なんてどうでしょうか?


例:




※Mi[ミ]私, manĝi[マーンジィ]食べる(不定形), kuko[クーコ]ケーキ
Mi manĝas kukon.
[ミ マーンジャス クーコン]
私はケーキ食べる。


上手に作れたでしょうか?動詞の語尾、目的語の語尾を意識しながら
文を組み立ててください。

次は指示詞について説明します
➡エスペラント語の指示詞

➡ホームに戻る

コメント

このブログの人気の投稿

エスペラントの数の数え方・序数詞・演算表現

エスペラント語の「年・月・曜日・季節」

エスペラント語でカッコイイ屋号を考えてみる