エスペラント語の関係詞

エスペラント語の関係詞


どうもTakaです。今回はエスペラント語の関係詞について紹介したいと思います。

<おしながき>
  1. 関係詞 kiu
  2. 関係詞 kies
  3. 関係詞 kie
  4. 関係詞 kiam

関係詞 kiu

kiuは名詞あるいは代名詞を先行詞とします。
数(単数・複数か?)と格に応じて形を変えますが、
数(単数・複数か?)は先行詞に、格は関係文中の
機能に合わせます。

では、次の二つの例文をご覧ください。
この文では、同じ女性を話題としています。
これらを関係詞"kiu"を使って、一つの文にまとめると
以下のようになります。
英語の関係詞"who"と同じようなものです。

例:
Kiu estas la virino.
あの女性は誰ですか?
La virino parolas tie kun lin.
あの女性はあそこで彼と話しています。

Kiu estas la virino kiu parolas tie kun lin.
あそこで彼と話しているあの女性は誰?

関係詞 kies

名詞あるいは代名詞を先行詞として、その所有を表します。
先行詞の数(単数・複数か?)と格にかかわらず
kiesは変化しません。
英語の関係詞"which"とおなじようなものです。

例:
Ŝi menciis la filmon.
彼女はその映画を述べた。
Mi ne povas rememori la filmon.
私はその映画を思い出せなかった。

Ŝi menciis la filmon, kies mi ne povas rememori.
彼女は私が思い出せなかった映画を述べた。


関係詞 kie

場所を表す名詞あるいは副詞を先行詞とします。
英語の関係詞"where"と同じようなものです。


例:
Ni vizitis la urbon.
私たちはその町を訪れた。
Zamenhof naskiĝis.
ザメンホフは生まれた。

Ni vizitis la urbon, kie Zamenhof naskiĝis.
私たちはザメンホフが生まれた町を訪れた。

※ザメンホフが生まれた場所はポーランドのビャウィストクという町です。

関係詞 kiam

時を示す名詞あるいは副詞を先行詞とします。
英語の関係詞"when"と同じようなものです。


例:
Zamenhof naskiĝis en Bjalistoko.
ザメンホフはビャウィストクで生まれた。
La patro de Zamenhof estis dudek du jara.
ザメンホフの父は22歳だった。

Zamenhof naskiĝis en Bjalistoko, kiam la patro de Zamenhof estis dudek du jara.
父親が22歳の時に、ザメンホフはビャウィストクで生まれた。


※ザメンホフは1859年の12月15日に、父マーカス・ザメンホフ(1837年生まれ)と
母ロザリア・ザメンホフ(1839年生まれ)の間に生まれました。
ので、父親が22歳の時の子供だったということですね。

➡ホームに戻る

コメント

このブログの人気の投稿

エスペラントの数の数え方・序数詞・演算表現

エスペラント語の「年・月・曜日・季節」

エスペラント語でカッコイイ屋号を考えてみる